姫温泉弘法湯 和歌山県串本町


本州最南端の町、和歌山県串本町にある

姫温泉 弘法湯。


昔この辺の村々で流行った難病に苦しんでいた村人たちを、

弘法大使が、

この湯により救ったとされる伝説があることから

「弘法湯」と呼ばれるようになったとのこと。


こちらの温泉は地域住民の保養と語りの場をつくり、

「社会福祉の増進」と「健康の管理」を はかるため、

姫区(自治会)が設置した公衆浴場です。


弘法湯は地元の女性の方々が順番で管理されています。

入浴協力金をお支払いし、

いざ温泉へ。

♨️アルカリ性単純温泉


温泉は内湯のみで、

2人一緒に入ったら窮屈かな?と思うサイズですが、

白木が美しい浴槽です。


源泉温度は27度と冷泉のため、 

源泉をボイラーで湧かして加温されています。


蛇口は源泉で、 

お湯が熱くて水を足しても源泉という、

素晴らしさ。

もちろん循環装置もないそうです。


浴感はツルスベ。


ちょっと見上げると

窓からは海原が望めました。

温泉ジャーナリスト 植竹深雪

ヤドコミュニケーションズで、ヒト(人)とヤド(宿)を結ぶお手伝いをしている他、温泉情報も、メディアで発信しています。 ここでは、湯旅の記録として、ハイクラスな湯宿から、鄙びがステキな温泉まで、残したいと思います。